今回は、炭水化物の効果について解説していきます。
炭水化物の効果
2021年のメタ分析によると、炭水化物の摂取量が少ないと深い睡眠(N3)が増加し(d=0.37、p<0.001)、多いとレム睡眠が増加する(d=-0.38、p<0.001)。 睡眠時間、睡眠効率、寝付きの良さ、中途覚醒などについては現状十分なデータがない。1
結論
炭水化物の量をコントロールすることで睡眠の各ステージの量を調整できそうです。
レム睡眠は記憶に影響を及ぼし、深い睡眠(N3)は疲労回復や体の再生や免疫に影響を及ぼします。
勉強に集中した日には炭水化物を増やし、肉体が疲れているときは炭水化物を減らしたりなど、目的に応じて炭水化物の量を調節したりするなどの戦略が取れそうですね。
- Vlahoyiannis, A.; Giannaki, C.D.; Sakkas, G.K.; Aphamis, G.; Andreou, E. A Systematic Review, Meta-Analysis and Meta-Regression on the Effects of Carbohydrates on Sleep. Nutrients 2021, 13, 1283. https://doi.org/10.3390/nu13041283↩