セントジョーンズワート(またはセイヨウオトギリソウ)はヨーロッパで昔から使われてきたハーブです。
ハーブティーや抽出したサプリが流通していますね。
海外ではうつ病や不安障害への治療でも使われています。
今回はセントジョーンズワートの効果について紹介していきます。
セントジョーンズワートの効果
2016年のメタ分析によると、セントジョーンズワートはうつに効き(d=0.49、p=0.0002)、 中程度や軽度のうつに対してはうつ治療の薬と同程度の効果が得られるが副作用が少ない(d=-0.22)と報告されています。1
副作用・注意事項
単体ではかなり安全だとされていますが、他に薬を服用していうる場合において、代謝が悪くなる、血清濃度の低下、などの報告があります。
基本的にサプリを飲む時に他にも薬を服用している際は主治医に相談してから使用を検討してください。
結論:辛い時は頼るのもあり
ある程度までの鬱や精神的な落ち込みにはかなり効くみたいですね。
うつの治療の現場でも使われることがあるので効果は折り紙つき。
サプリとして売られているので、ストレスが溜まったり精神的に辛い時に頼るのもいいのでは無いかと思います。
ただし、本格的な鬱だと思ったら最寄りの精神科医に行きましょう。
もっとも、そのような状況に陥らないように日頃からうまくストレスや不安を解消するなどの対策をとったほうがオススメ。
当サイトではメンタルや不安に効く方法などもいくつか紹介しています。
まずは普段からそれらの方法でうつを予防して、もしものために手元にあってもいいのかなと。
- Apaydin, Eric A et al. “A systematic review of St. John’s wort for major depressive disorder.” Systematic reviews vol. 5,1 148. 2 Sep. 2016, https://doi.org/10.1186/s13643-016-0325-2↩